1971年、高度経済成長のさなかに深刻な社会問題となっていた環境汚染を解決するため、アクトリーはゼロからスタートしました。
焼却炉第1号機
1972年、五右衛門風呂をヒントに開発された「水冷式焼却炉」。水冷ジャケットと耐火物の組み合わせ構造によって、炉内の負荷変動を炉壁の冷却水で熱吸収し、常に安定した燃焼を実現しました。
工場から排出される固形状の廃樹脂等をドラム缶に入ったまま焼却するドラム缶焼却炉。これにより、前処理での事故を防止しつつ、低コストな処理を実現しました。
創業当時から怠ることのなかった商品開発。当時主流だった湿式集塵機を乾式集塵機へと進化させ、この技術力が1999年に施行されたダイオキシン特措法への素早い対応を可能にしました。
台車式燃焼炉に廃棄物を設置して処理することで、ポリ塩化ビフェニル(PCB)の分解処理を行うと共に、トランス等の容器の無害化を実現しました。
今や廃棄物はエネルギーとして注目を集めています。
熱回収施設設置者認定制度に先んじてごみ発電施設を発表。廃棄物のエネルギーをあらゆる形態で回収するため、これからも開発を続けます。
ごみ発電施設を続々と建設しています。
2011年3月11日、東北地方を襲った大地震により、沿岸部は大津波で壊滅的な被害を受けました。この東日本大震災からの復興に向けて大きな課題となったのは、がれき処理でした。宮城県は仮設焼却処理施設を全27基建設しましたが、その内9基(約30%)をアクトリー製品が支え、震災からの復興を力強く後押ししました。
2014年、実証実験施設としてR&Dセンターに焼却プラントを設置。ごみ発電も備え、研究開発の場として機能。また、ショールームやトレーニングセンター、代替受入施設としての機能も担っています。
電気と熱を供給できる複合型新エネルギー供給システムの研究施設として開設しました。
本社/複合研究開発センターが完成しました。