お客様のニーズに適合する
環境プラント開発センター
自社に研究棟を有し、時代とともに変化し続ける処理対象物の発熱量、元素分析、重金属の溶出試験などを測定してプラント設計にフィードバックしています。計量証明事業登録(石川県 第39号)も行い、迅速で正確な分析でお客様のニーズに対応しています。 また、再生可能エネルギー研究センターを新たに設立し、東京大学先端科学技術センターとの共同開発で、次世代の素子を用いた追尾集光型太陽光発電装置と熱電発電装置のハイブリッド発電装置を開発しています。太陽光からの発電だけでなく、熱エネルギーも回収することで、一般の太陽光発電に比べて2倍以上のエネルギーが得られます。太陽光から得られた熱エネルギーは、加温を必要とする温室などに化石燃料の代わりとして供給し、CO2を排出しない温室栽培を目標に実証実験を進めています。
排ガス中のNOx(窒素酸化物)を触媒なしに高効率で除去する技術開発を行っています。実プラント(R&Dセンター)での実証試験を行いました。現在は実用化に向けて取り組んでいます。
メタン発酵に用いる脱水汚泥にマイクロ波を照射することで、バイオガス発生量を大幅に増やすことに成功しました。平成28年度に第1号機を石川県中能登町に設置しました。
日本で初めてのトレファクションペレットの量産試験を、神奈川県のテストプラントで行っています。新たなバイオマス燃料の可能性を検証しています。
平成28年度に環境省の補助金を受けて、エコビレッジの実証施設を栃木県のR&Dセンターに建設します。ここでは、実際に稼働中の焼却炉の排熱を利用して、高付加価値農産物の生産、陸上養殖の実証事業を行います。
石川県立大学に焼却炉の廃熱利用を想定した、空調完備の温室を設置。ここで、石川県のブランドぶどう「ルビーロマン」など、付加価値の高い農産物の生産方法について取り組みました。
次世代の食糧資源として高いポテンシャルを持つキヌアの研究開発を行っています。2016年に世界で初めてキヌアのゲノム配列を明らかにし、国際科学専門誌「DNA Research」に発表しました。2020年には、キヌアと乳酸菌を組み合わせた機能性発酵食品の開発を開始しました。
平成30年度、令和元年度にISICOの補助金を受けて、移設が容易な太陽光発電装置を開発し、実証試験を行いました。現在は課題であった重さに焦点を当てて、軽量型を作成中です。
未来の環境を守る
画期的な「エコビレッジ構想」
21世紀の地球は、驚異的な人口増加で水や食糧、さまざまな資源不足の不足が予想される一方、新興国の急激な経済発展で自然破壊や環境汚染への懸念も深まっています。「環境創造企業」のアクトリーは、未来の地球を救うために画期的なプロジェクト「エコビレッジ構想」を提案。廃棄物の焼却によって得た熱エネルギーのサーマルリサイクルと太陽光発電をエネルギー源として、電気や温水などを作り出し、「焼却設備=エネルギー供給センター」を中心とした未来都市の実現を夢見ています。平成24年には石川県立大学にて寄付講座「アクトリーエコビレッジ創成学講座」を開講しました。